この前姉に会った時に、
「あんた、NARUTOって知ってる?」
唐突にこう聞かれ、一瞬どうしようかと思いました。
私の家族は、私以外ほんとに漫画を読まないというか、たまに私の持ってる本を誰かが読んでるなあ、ぐらいなので、当然、どんなに売れてる漫画だろうが知らない。私が薦める漫画以外は知らない。
・・・と思ってたのに。
なんで知ってるの・・・?
もちろんNARUTOは薦めてません。
姉妹で同じ漫画に萌えるなんて、考えられない。絶対嫌だ。
あ、別に姉のことが嫌いだとかそういうことじゃないです。
簡単に言うと、
私のテリトリーに入ってこないで!!(超威嚇)
こんな感じ?
あんたこんな世界的な漫画捕まえて何言ってんだよ、って感じなんですが。
もちろん自分がヤオイ者であることに対する後めたさもありますし、口さがない姉妹間ゆえに真っ当な意見を言われるであろう恐怖もあります。(現実からは目を逸らしたい)
でも、一番は多分↑(テリトリー云々)だろうなあ・・・。
昔から、姉は目の上のたんこぶであり、憧れ(身近な目標)であり、また憎たらしい存在です。
兄や姉が居る人は大抵そうなんじゃないかと思うんですが、一言で言えば、邪魔。
常になんかどっかで頭の端にひっかかっているというか気にしてしまうというか・・・親とはまた違う存在です。
部屋も服も道具も全てが上の姉や兄達のおさがりだった私にとって「自分一人のもの」というのに物凄い執着があります。
だから、出来るならNARUTOという漫画の存在自体知らないで欲しかった・・・・。
趣味を知られるかもしれない、それがほんの僅かなきっかけでも有るのと無いのとじゃ大違いだよ・・・。
幸いにも姉は私の趣味に感づいたわけでもなく、たまたまテレビのアニメを見ていて興味を持っただけだったんですが・・・。
なので、つい「単行本持ってるよ。貸す?」と言ってしまう妹性分発揮。
下手に隠すと怪しまれるかと思って・・・・。
ちなみに私の漫画コレクションは節操がないので、どんな漫画があっても不思議には思われません!へへへ!
漫画狂の認知はされています!(ヤオイ認知をされていないだけで・・・)
で、まあそんなこんなで漫画を貸したのが先々週くらいで、今日また姉が家に来ました。
そして話は望んでもないのに、NARUTOの話に。
面白いよ等の感想を聞かせてくれ(・・・別に良いのに・・・)、まあこれぐらいなら普通だろ(?)と私も内心胸を撫で下ろしていたというのに、
「あんた、登場人物の中で誰が好き?」
と、いきなりカウンターパンチ来ました。
そんな・・・!もちろんカカシ先生だけど・・・・!
言っていいものかとキョドる私に、
「私はやっぱカカシ先生がかっこいーと思う」
と姉の口から放たれるアッパー。超クリーンヒットです。
ここで、「私もー」と言えないところが、妹の性。
「(じゃあ)私はガイ先生!!!」
・・・思わず言い切ってしまいました。
いや、もちろんガイ先生はかなり好きだけど・・・。実際、居たら惚れそうだとよく妄想するけど・・・。
でも、違うじゃない?胸がキュンキュンするのはカカシ先生じゃないか。
私のバカ。
本当にチクショー。
なんで今だに「姉と一緒」に抵抗を覚えてしまうのか・・・。姉は同人もヤオイも全く知らない人なのに・・・。
今は姉がNARUTOのことを忘れるよう祈るばかりです。
その手段として、とりあえず私の超お勧め漫画「万祝」を貸しておきました。
次に来た時は「聖☆おにいさん」です。
その次は「ベルセルク」で、濃い男性に胸焼けが来たところで「おい!ピータン」。
これだけの鉄板漫画(メジャーな)を揃えれば大丈夫かと・・・。
ああ、でもこれらの漫画は萌えとはまた違うかもしれない。
やっぱりここは「SLAMDUNK」でしょうか?